教室用新ギター教本(青本)解説

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「教室用新ギター教本」(青本)解説NUEVA EDICIÓN ESCUELA DE LA GUITARRA Explanation

練習55 Andante N. Coste

出典

Coste, Napoléon. Méthode compléte pour la guitare par Ferdinand Sor, rédigée et augmentée de nombreux exemples et leçons suivi d'une notice sur la 7e corde par N. Coste. Paris, Schonenberger, n.d.[1851], p.7.
N. コスト「フェルナンド・ソルによるギターのための完全な教則本、N. コストによる第7弦の手引きを伴い、多くの例題とレッスンが書かれ、補強されています」

解説

コストの教本のNo.12を引用しています。青本ではAndanteというタイトルが付いていますが、オリジナルではLECÇON/LECCION(仏語と西語の2つの言葉で教本は書かれているため)というタイトルで速さの指示はありません。オリジナルは6~7小節の低音のミがタイでつながっています。運指も多少の変更があります。16小節1拍目の裏のソにオリジナルではシャープがついていませんが、これはミスと思われますのでシャープを付けました。

ポイント

5小節の運指は指を開かせる練習とポジションを覚えるためには青本の方がよいですが、指を開くのが難しいようでしたらコストのオリジナル運指の方がよいです。12~13小節の運指はコストのオリジナルの方がポジションの考え方に忠実なためポジションを覚えるにはよく、青本は実用的で弾きやすいといったところです。15小節のソ♯は3でも4でも弾きやすい方でよいと思います。

オリジナル楽譜(浄書)

N. コスト 「フェルナンド・ソルによるギターのための完全な教則本、N. コストによる第7弦の手引きを伴い、多くの例題とレッスンが書かれ、補強されています」7ページ

   
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